短波ラジオ PL-330

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短波ラジオPL-330メモ

マニュアルを見ないとわかりにくい使い方をメモ
PL-330

スリープタイマー設定

電源OFF状態でPOWER長押し → チューニングダイヤルでタイマー時間設定
次から電源ONでスリープタイマーになる
スリープタイマーをOFFにするには再び電源OFF状態でPOWER長押ししてタイマー時間をOFFに設定する。

自動電源ON設定(アラーム)

電源OFF状態でALARM長押し → チューニングダイヤル(時)と音量ダイヤル(分)でON時刻設定 → ALRAM → チューニングダイヤルでONし続ける時間(分)を設定 → ALRAM

自動電源ON状態から操作可能な状態にする

POWER を押す = 操作を受け付けるようになる

自動電源ON状態(アラーム)を一時的に止めてスヌーズ

DISPLAYを押す = 自動電源ONを一時的に止めて、5分後に再び自動電源ON

自動電源ON時の放送局設定

聞きたい放送局に合わせ、"M" → ALARM → Enter(リターン);

中波放送のアンテナ切り替え(マニュアル非掲載)

中波放送受信中に "3"ボタン長押し → CH-S と表示される。バンド表示が"SW"も表示される。
この状態で、アンテナが内蔵バーアンテナから短波・FM用のロッドアンテナ(またはアンテナ端子に接続された外部アンテナ)に切り替わっている。
CH-Sモードでロッドアンテナに触るとノイズの具合が変わるのでロッドアンテナに切り替わっていることは間違いなさそうですが、家の中で使用する限りはアンテナが切り替わることのメリットが感じられません。15センチ角くらいのちっちゃい中波用のループアンテナを繋いでみましたがこれは県内の中波放送すら満足に受信できませんでした。室内に数メートルの導線をひいて繋いでみましたが、内蔵バーアンテナの方が良い感じで受信できる気がします。
外のノイズが少ない環境で中波のアンテナ切り替えを試してみたところ、ロッドアンテナでも内蔵バーアンテナでちゃんと受信した場合と同等に受信できました。ノイズが少ない環境でちゃんとしたアンテナを使用できるケースではメリットがありそうです。
VF/VMボタンを押すなどの操作で表示は変わらないけれどアンテナが内蔵バーアンテナに戻ってしまう模様。ダイヤルで受信周波数を変えるくらいならば大丈夫みたい。
再び "3"ボタン長押し → CH-A と表示され、バンド表示の"SW"も消える。アンテナが内蔵バーアンテナに戻る。
何度か"3"ボタン長押しでアンテナを切り替えていると、CH-Aの状態に戻っても著しく受信感度が下がっている場合がある。電源入れなおしで復帰するけれど、なんか気持ち悪い。

SSB受信時の周波数のキャリブレーション(マニュアル非掲載)

SSB受信中 チューニングステップを10Hzにしてゼロビートを取って "LSB"長押しまたは"USB"長押し するとその周波数がKHz単位に丸められる。ディスプレイの右上の数字が点滅するが、これがオフセット周波数(10Hz単位)で、LSBとUSBを独立してキャリブレーションできる模様。

ファームウェアバージョン表示(マニュアル非掲載)

電源OFF時にVF/VM長押し
ディスプレイがすべて表示され、次に右上に3306等と表示される。おそらく上2桁が機種を表し、下2桁がファームバージョン。
ファームバージョン 3305 は、SSB受信時に10Hzステップでチューニングしていてもチューニングダイヤルを早めに回すと50Hzに自動で切り替わる・・・とどこかのサイトで見ましたが、ファームバージョン 3306 は、チューニングステップが自動で切り替わらなくなっている模様。

電源OFF時 時計の秒表示

電源OFF時に"8"ボタン長押し

バックライトの常時点灯切り替え

電源ON時に"5"ボタン長押し

ダミー

長波・中波・短波受信中に"9"ボタン長押し
ディスプレイ左上に数字が出て、チューニングダイヤルで01〜30まで変えられるが、何も起きない模様。

2022年04月23日 短波ラジオ PL-330

短波ラジオPL-330使って2週間

短波ラジオPL-330を使って2週間時点の印象などメモしておこうかなと
PL-330は写真を使いまわしますが、これです
TECSUN PL-330
この2週間、私のラジオの使い方は帰宅してから時々ラジオを聞いて、あとは就寝時に30分のスリープタイマー、目覚まし時計代わりにラジオを1時間くらい、という感じ。毎日2〜3時間聞いていたかも。
そうそう、スリープタイマー、音量がフェードアウトしてOFFになるので、音が突然消えて目が覚めるなどということも無くなかなか優秀です。PL-330は隠し機能で最大音量を変更できますけれど、最大音量を最小の30に設定していると音量のフェードアウトが無くなるので要注意。
休日は4〜5時間中波放送とNHK-FM、それにラジオNIKKEIや7MHzのアマチュア無線をお試しレベルでちょっと聞いてみたり、BCLの真似事でRTi(台湾)の日本語放送で台湾の観光地を案内するような番組が流れていたのを、これもお試しレベルで聞いてみたり、という感じ。
これだとバッテリーの持ちは1回のフル充電で2週間弱。私的には1週間持たなかったら失格だけど、多分ラジオの物珍しさが無くなると2週間持つだろうから合格レベル。充電は電池マークがFull→Mid→Lowの3段階の内、Lowになったら即充電すると、ラジオOFFの状態で2時間半でフル充電できるみたい。ラジオの電源が入らなくなるくらいの放電はしたことが無いので、Lowの状態で何時間くらい聞けるのか不明。
ラジオの音はスピーカーが若干大きなICF-306の方が疲れないので、今後はNHK-R1を聞き流すときにはICF-306、中波・FMのザッピングと短波と就寝・目覚まし時はPL-330という使い分けになると思います。
これまた写真を使いまわしますが、ICF-306は、これです。
ICF-306
ICF-306を買ってすぐにPL-330を買ってしまったので、ICF-306をあまり使っていないのかもしれませんが、ICF-306を買ってすぐに入れたエネループ、まだ一回も充電していません。スリープタイマーすら使えず、操作できるのはスイッチと選局バリコンと音量可変抵抗だけという超シンプルなラジオに徹しているのが省電力に寄与しているのかも。
遠距離中波放送の受信については、感度というかノイズについてはアナログラジオICF-306の方が良い気がします。ここ新潟で1350KHz広島の中国放送が良好に聞こえたのでDSPラジオPL-330で周波数と受信状況を確認したら、PL-330の方がノイズが明らかに多くて。でもアナログラジオICF-306では慣れないとどこの放送局を聞いているか特定できそうにないのでデジタルのラジオを併用しないといけないかな。

2022年04月03日 短波ラジオ PL-330

短波ラジオPL-330、このサイズでこの値段ならアリ

アナログラジオのICF-306を買ったばかりなのに、またラジオを買ってしまいました。TECSUNのPL-330という機種です。
TECSUN PL-330とICF-306
写真手前がPL-330、奥にあるのがこの前買ったばかりのICF-306です。
ICF-306は期待通りの音が出ますし、電池も期待以上に持ちます。ICF-306は良いラジオなのですが、私はデジタルでラジオを聴く期間が長すぎたので、アナログチューニングがめんどくさくなってきたんですよね。
久しぶりにラジオに帰ってきた感じの私は、どんなラジオ番組をやっているんだろう?ということであっちの放送局こっちの放送局とザッピングしているうちにチューニングが面倒になってきたことと、目覚まし時計代わりの機能とスリープタイマーが欲しくなったので、そういう用途に使えるラジオを追加購入したいなと思い始めました。
今まで使っていたのがICF-SW30でしたので、予算の上限はICF-SW30を買ったときのだいたいの価格である2万円としました。
ICF-306を買ったときに、ビックカメラなどの普通の家電量販店で買える機種に私が望む条件を満たす機種はないことがわかっていましたが、いろいろググっていたらTECSUNとXHDATAという二つのブランドのラジオは条件を満たしており面白そうです。
(TECSUNで良いならAIWAでも良いじゃん!というツッコミは勘弁してください。ICF-306を買ったときは国外ブランドのOEMだとわかる機種は最初に除外していたのです)
XHDATA D-808 15 x 9 x 3 cm 電池不可 SSB可 同期検波無し
SIHUADON R108 12.8 x 7.6 x 3.1 cm 電池不可
TECSUN PL-310ET 14 x 8.5 x 3 cm 単三3本
TECSUN PL-330 13.9 x 8.5 x 2.6 cm 電池不可 SSB可 同期検波可
この辺りが候補になりました。
本当は電池不可の機種は除外したかったのですが、上記機種で使用しているバッテリーは機種固有の専用バッテリーではなく、Amazonで普通に入手できるバッテリーなので許容しました。
あちこちググった感じだとD-808の方が音が良いという話もありましたが、スペックおたくなので同期検波にひかれてPL-330に決定。Amazonで1万円弱。
昨日(3/18)着。
TECSUN PL-330
知ってたけれど、小さい。
同じメーカーがTECSUN PL-310という機種をOEMでアイワに提供しているのがAR-MD20だそうで、PL-330はPL-310と同一サイズですので、大きめの量販店でAR-MD20を見るとその小ささを感じることができると思います。
文庫本の比較
文庫本の上に置いてみました。私としてはラジオは新書くらいのサイズは欲しいところですが、そういう機種はおさいふ的な意味で選択肢にありませんでした。
重さの方は、持った時の印象は二回り位大きなICF-306と気分的に同じくらいに感じます。
ICF-306が電池込み約410g、PL-330がバッテリー込みで約230gなので、同じくらいのわけないのですが、小さいものの方が重く感じるのかもしれません。
または、ICF-306は軽すぎるのかもしれません。今まで使っていたICF-SW30が電池込み約470gで、けっこう重さを感じましたので、普通のラジオはこのくらいの重さだという印象のベースになっていました。そのせいかICF-306は持った時に「軽い」と感じましたので、今もその印象を引きずっているのかもしれません。

ラジオの音はサイズから想像していた通りです。長年使っていたICF-SW30がどうしても基準になってしまうので、スピーカー径は6cmは欲しいなぁという印象。ちょっと低めの音が弱い感じ。これもスピーカーが小さいという第一印象からそう感じているだけかもしれません。
ヘッドフォン(付属のではなく、手持ちのもの)から出てくる音はデフォルト設定ならば特に問題なし。デジタルのノイズがAF段に回り込むような不快な高音部のノイズを恐れていましたが、私が使う音量では気になるそういうノイズはありませんでした。
隠しコマンドでラジオの最大音量を変更できるのですが、これはAF側の最大音量ではなくIF段、DSPで復調する前のA/Dコンバータ入力レベルの調整なのではないかな。隠しコマンドで最大音量を下げると、相対的にデジタルっぽいノイズが増える気がしました。そんなわけで隠しコマンドの音量設定は初期値に戻して、ヘッドフォンを接続したときの音量は30段階のうちの2とか3で使っています。

隠しコマンドで中波AM放送も外部アンテナ端子が使えると書いてあったので、手持ちの小さなループアンテナを繋いでみましたが、ループアンテナよりも内蔵バーアンテナの方が絶対的に感度が良いです。もしかしてファームバージョンが3306は中波のアンテナ切り替えはできないのかな? とか思いましたが、多分隠しコマンドはアンテナを切り替えるコマンドではなく中波の電波を短波の系で処理するように切り替えるというコマンドなのだと思います。だから中波用ループアンテナではなく、長い長い電線でもつないだ方が良いのだと思います。とりあえず長い導線を繋いだらそれなりに聞こえるようになります。部屋の中を這わせただけの導線だったのでノイズも拾ってしまいましたが。

感度なのか選択度なのか、夜中の中波放送受信はICF-306もICF-SW30もPL-330も同じように聞こえる印象です。
どれかで聞こえてどれかで聞こえないという事はありませんでした。私のリスニングスタイルが、番組を聞いているのであり、ノイズに埋もれた遠距離局を拾い上げるというスタイルではないので、ギリギリの受信性能は求めていません。そういうのを求めるならばラジオと一緒にアンテナ(と聴取するロケーション)をなんとかします。
中波放送をバンドをスイープするような操作はICF-SW30は周波数切り替え時のノイズが邪魔で、反応が遅いアップダウンのみの選局でしたが、アナログラジオのICF-306は当然ノイズレスですし、PL-330も問題ありません。デジタルの選局の改善。これが20年の技術の進歩なのかな。

私が持っているラジオでPL-330だけでできる機能、同期検波とSSB受信、それとAMのバンド幅(選局幅)の調整については、どれもなるほどこういう風になるのね、というところ。
アマチュア無線の7MHz帯のCWやLSBを受信してみました。まともなアンテナを繋いでいないので、あまりたくさんは聞こえてきませんが、一応10Hz単位でチューニングできるラジオですので聞こえさえすれば普通に聞こえます。ゼロビートできない感はありません。1KHz単位の繰り上がり・繰り下がり時以外はノイズレスで周波数が変わるので、とりあえずアマチュアバンドも聞いてみたいといった用途には十分ではないでしょうか。
同期検波はこういう風になるのですね。ソニーのICF-EX5でしたっけについていたのは知っていましたが、量販店の展示ではそもそも店頭で中波放送が受信できたことが無いので初めて触れる同期検波でした。うーん、人間がゼロビートとらなくていいSSB受信といった感じでしょうか。同期検波しなくてはならない混信がある状況では隣接局が無い方向の側波帯を選べば効果絶大!であることは実感しました。

このラジオの欠点は選局ダイヤルかなぁ。
バンド内で大きく周波数を移ろうと早く回してもそれほど反応しません。
そうかと思えば不意に選局ダイヤルに触れてしまうようで選局が変わってしまいます。
私の聴取スタイルの場合、番組を聞き始めたらロックボタンでダイヤルを含む操作をロックするのがよさそうです。でもこの場合ボリューム操作もロック解除が必要なのですよね・・・
寝る前にラジオを聞いていて、スリープタイマーでOFFして、翌朝ラジオのタイマーで目覚ましにする場合に、ロックボタンでロックしてるとタイマーで電源ONしたラジオをまず電源ボタンでタイマーONのモードから抜けて(電源ボタンを押すまでその他の一切の操作ができないようです)、それからロックボタン長押しでロックを解除してから音量その他のラジオの操作する・・・・という、寝ぼけた頭にはなんとも厳しいルーティンをこなさなければならないのが何とも。この操作のために目が覚めてしまうというメリットがあるのかもしれません。
タイマーが使えるデジタル製品なら当然かもしれませんが、タイマーでラジオをONする場合に、ONしたときに選局する周波数を指定できるのは便利です。民放AM(FMや短波でも可)を聞きながら寝て(スリープタイマー使用)、朝はNHKのニュースで目覚める、という事が出来ます。ICZ-R50でも同様のことはできたので特筆するほどのことはないのかもしれませんが、これは便利。
その他の欠点として、各ボタンが重い気がします。ラジオだからこれで良いのかもしれませんが、もうちょっと軽く操作したいかも。

で、このラジオのお勧め度ですが・・・・
私はこのラジオに満足しています。でも。
たとえばラジコプレミアムなど、インターネットラジオを使いこなしていて、それで満足、という人がこのラジオで満足できるのかは疑問です。音質は安いラジオと変わりません。
目覚まし時計代わりにラジオ放送を聞きたいだけならば多分スマホアプリでできそうな気がします。google home miniでもできます。
アマチュア無線のSSBを聞きたい人はアマチュア無線の機械を既に持っているでしょうからこのラジオは必要ないはずです。
ラジオNEKKEIを聴くだけならばラジコでも良いし普通のポケットラジオにも選択肢があります。
災害時のラジオならICF-P37でも良いし。
普通の家電量販店で買えないこの機種をわざわざ通販で買う理由は、それでもやっぱりラジオが好き、ラジオ(放送)だけでなくラジオ(ハードウエア)が好きだけれど、本格的BCLラジオは大げさすぎるよねという人になるのではないでしょうか。

2022年03月19日 短波ラジオ PL-330

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